ペンタトニックスケールのポジションの把握
調子に乗ってDTMのプラグインソフトを買いまくっています。
池袋のギター教室、Funギタースクールです。
突然ですが、皆さんは、
「ペンタトニックスケールを弾いてください」
と言われたら、ぱっと弾けますか?
ギタリストにとってたぶん一番メジャーなAマイナーペンタトニックスケール(Cメジャーペンタトニックスケール)をご存知の方、ちょっと弾いてみてください。
指板上ではこうなります。
(私はマイナーが先に出てくるので以後マイナーで進めます。)
いきなり面食らった方、すみません。
知ってる方にとっては
「弾けるけど、で?」
という感じで、知らない方には
「うわもう全然わからん!」
となっちゃうのではと思います。
でも、おそらく1番多いのは、
「②と⑤はわかるけど、他は怪しい」
とか、
「①と②、④と⑤まではいける!」
という、
『ある程度覚えている』
パターンではないでしょうか。
教則本等で、スケールを説明するページになると、まず一番最初に出てくるのがCメジャースケール。
それで次に出てくるのがだいたいAマイナーペンタトニックスケールですね。
そのAマイナーペンタトニックスケールの説明で使われるのが、この
②の定番フォームです。
よく「6弦ルートのマイナーペンタのフォーム」と言われたりします。
ルート(Aマイナーペンタトニックスケールで言えば、A(ラ)の音)がどこにあるかを切り口として、話が進められます。
ブルースやロック等々で、3弦7フレットをチョーキングしたり、2弦8フレットをチョーキングしたりする定番フレーズでもよ使われます。
そして次のステップとして、次のページあたりに出ているのが⑤の
このフォームです。
その他に、スライドさせるパターンもよく出てきますね。
ただ、かつての私のように、「応用っぽいからとりあえず⑤は放っとこう」という方も、案外多いのではと予測してます。
6弦ルート&5弦ルートの②と⑤、この2つが基本であることは間違いないと思いますが、他のポジションは本の中で紹介のみで終わってしまっている場合も多いので、ペンタと言ったら②で、それ以外はいまいち使えない、というのがかつての自分でした。
ですが、ひととおり覚えてみて、人前でアドリブ演奏をする状況に遭遇するようになった現在、この、②&⑤以外の他のポジションが実はとても重要で、これらのポジションが見えているかどうかで、アドリブ中の迷子になり具合が随分変わってくる、ということが実感としてわかってきました。
逆に覚えてしまえば簡単、 他のポジションも見えるとかなり楽になります。
「んなこたわかってるよ!!」
とツッコまれそうですが。。
例えるならば、運転手が道を覚えてるかどうかで目的地への到着時間がかなり変わる、みたいな感覚です。
特にジャズの場合、プレイ中にどんどんポジションが移っていくので迷子になりやすいですが、このペンタトニックスケールが案外道しるべにもなってくれて、とっさの判断での抜け道(?)を提供してくれたりします。
効果抜群です。
また後日書きたいと思いますが、③の形を覚えていると、5弦ルートのM7コードを弾いた時に即座に3度(長3度)をルートとするマイナーペンタトニックスケールに移れますし、④もM7のコードトーンとセットでよく使います。
もはや自分は使いすぎてワンパターン化してます。(それはそれでよくありませんが…。)
なので、今回は「他のポジションも覚えましょう」という話で、どのポジションもコードトーンや他のスケールとセットで覚えると、後々の発展につながります。
覚えるまでは大変ですが、少しずつ取り組んで、自由な演奏を一緒に目指していきましょう。