Hank Mobleyのテナーサックスソロをギターでコピーした

運動不足で肩こりが解消されません。

Funギタースクールです。

 

最近ブログを更新しておりませんでしたが、何をやっていたかと申しますと。

 

PDF譜面(Remember solo by Hank Mobley)

 

これを練習&作成していました。

ジャズ・テナーサックス奏者のHank Mobleyによる、Rememberという曲です。

 

かむろ耕平氏の呼びかけにより、ジャズ・レジェンドのアドリブソロ・フレーズを完コピしてジャズの知見を高めようという「完コピ会」が企画され、会当日までに完コピするというミッションが課されました。
(ちなみに自粛期間中なのでSkypeで実施しました。)

前回はMiles Davisのトランペットソロをコピーしましたが、今回はテナーサックスソロを、ギターでコピーします。

このように誰かの演奏を採譜したりコピーしたりするのは、よくTranscriptionと呼ばれます。

(日本では、「耳コピ」の方が一般的ですね。)

 

夏休みの宿題よろしく、直前でも何とかいけるかな、と高をくくっていたのですが、とりかかってみるとこれがハードル高し。

結局、会当日までには弾くことはおろか、採譜も半分くらいしか終わりませんでした。

(かむろ氏は涼しい顔で演奏してのけ、フレーズについていろいろ解説してくださいました。)

 

後日、せっかく途中までやったのだから最後までやってみようと奮起し、2~3日で採譜完了、プレイも速いところを除けばだいたい弾けるようになった、ところまでは順調でした。

速いところも、経験上、2~3日あればいけるようになるだろ、と思って取り組み始めたのですが。

 

弾けない。。

 

メトロノームで少しずつ速くしていって、なんとかできるようになったと思ってHank Mobleyの演奏と合わせてみるのですが、どうしても崩れます。

 

Remember譜面2:12~

Remember譜面2:23~

 

 

 

 

 

 

 

特に↑このあたり。

 

またメトロノームで練習して、合わせて、またメトロノームで練習して…。

音源のテンポを測ってみると、おおよそ♩=168~170だったので、そのあたりで16分音符で弾けるように練習するんですけど、実際のHank Mobleyのプレイは16分の速いパッセージが始まるタイミングが少し後ろのめりになっています。
(ジャズの場合、きっちり16分音符、8分音符のリズムどおりに演奏されることはあまりありません。これがジャズ特有のスイング感を生み出している。)

かつ、終わりの音はきっちり拍の頭で終わっている、つまり♩=168~170がさらに圧縮されているので、最大瞬間速度が♩=175~180くらいになっちゃってるのです。

うわあぁーーーっ!!

 

しかも、フレーズが長い…。(特に、2:23~のところ)

イメージとしては、100mの自己ベストが11.20秒(あくまで自己ベスト)くらいの人間が、「11秒を切れよ、ついでにそのまま+20メートル走れ」と言われているような感覚です。

 

あとちょっとのところで手が届かない日々が続き、「果たしてこの運指で良いのか?違うポジションで練習した方がいいのか?」と悩み始めます。

限界速度になると、無駄な動きを最小限にしなければ弾ききれず、1音1音、使用する指、ピッキングはアップにするかダウンにするか、他のポジション(指板・フレットの位置)の検討など、細かいところまで試して悩むに悩みました。

 

長い練習を経てやっと的中率が上がってきたと思って撮影をすると、今度は今までミスすることが無かった何でもないところでミスをする始末。

同じフレーズを練習しすぎてプレイのゲシュタルト崩壊を起こしていました。

 

よくよく聴くとまだ怪しいか所があるものの、なんとかギリギリアップロードに耐えうる演奏ができたかな?というところで、区切りをつけました。

速弾きを生業にしている方々なら涼しい顔で弾いてしまうのかもしれませんが、速弾きをしないビートロック少年だった私にとっては、久々に目の前に現れた越えられない壁だったのでした。