ZOOM GCE-3使用レビュー ~この夏は 買ってよかった GCE iOSにも 接続できたり~
消毒用アルコールは決して飲んではいけません。
こんにちは、池袋にあるFunギタースクールです。
『ZOOM GCE-3はまじで小っちゃい』でZOOM GCE-3を購入したことを書きましたが、少しずつ使い方がわかってきました。
GCE-3はハードウェア上ではヘッドフォンのボリューム以外何にも操作できないので、GuitarLabというソフトウェアで操作します。
GuitarLab画面
画面左上に『G3n』と書かれてますが、これはZOOMのエフェクターの製品名です。
GCE-3には、ZOOMのこれまでのペダルエフェクトをエミュレートする機能が備わっていて、GuitarLab上でこれらの製品のどれかを選んで使用します。
といっても、選べるのはZOOMのマルチエフェクター。
マルチエフェクター自体がそもそも個々のペダルやアンプのシミュレートですから、そのシミュレートをエミュレートするわけです。
発想が面白いですよね。
▽マークをクリックすると、プルダウンで製品名が出てきます。
ベースの製品もあるのが嬉しい
マルチエフェクターを選ぶと、そのマルチエフェクターの中にあるエフェクトパッチ(エフェクターの組合せ)が入ってます。
UFO…
各パッチ内の、エフェクトのパラメーターやオンオフ、エフェクトの追加・削除などのエディットが可能です。
もちろんオリジナルパッチの作成や、ネットからパッチのダウンロードもできます。
もはや全部のせのお得感
これだけあると、ぶっちゃけデフォルトパッチを少し弄るだけで十分ですね。
ZOOMのエフェクトパッチでは大抵ノイズリダクションZNRが強くかかってるので、軽くしてやるか場合によってはOFFにするとよいです。
あとコンプのかかりもデフォルトだと強い気が、、薄目にするか切ります、私は。
デバイス設定の方ですが、大した変更はできません。
私の現状の設定
ちなみにCubaseの設定画面ではこんな感じになります。44.1kHz固定です。
バッファは64sampleが最小で、レイテンシーはこのように表示されました。
計算値ではあるものの、普通に速いですね。
USB3.0でSynchroom(Netduetto)用途にも良さそうです。
2020.8.21訂正:あくまで通信はUSB2.0でした。公式HP記載の「動作環境」にあるUSB3.0とは、ただUSB3.0ポートにも接続できる、というだけのようです。
ちなみに、今回購入前に調べても情報がまったく出てこなかった、iOSでの使用可否。
iOSで使える場合は公式サイトにちゃんと書かれてあるので、今回は使えないのかと思ってました。
ダメもとでiPad Pro 10.5に接続。
Lightningーカメラアダプタ使用
iOSで使うときはDC5Vから電源供給します
認識した
ちゃんと認識しました。
iPadのCubasis2でも認識。
録音、再生も普通にできました。
気を付けたいのが、音色がGuitarLabで直近に001番パッチに設定したエフェクトパッチの音になること。(2021.2.14追記)
iOS上ではパッチの変更できません。GuitarLabのアプリが無いから。
iOSでの使用可否の記述が無かったのは、つまりそういうことだったんですね。
オーディオインターフェースの機能は果たすので、サクッとiPadで録音したい時には便利です。
(ただし、iOSの機種、バージョンなどの環境によって接続可否が変わると思いますので、ご注意を。購入は自己責任でお願いします。)
正式にiOSアプリも出たら最高なのですが。
それかせめて、ハードウェアのフットスイッチが飾りではなくて、3つのパッチを割り当てて選べるスイッチだったら良かった。。
今のところはノートPCと組み合わせたら便利だなぁと思います。
ちなみに、すぐ入力ピークに到達するのでGuitarLabでRECORDING GAINを下げておいた方が良いです。
ZoomでZOOM。
Zoomアプリでもちゃんと認識しました。
マイク入力が無いのであまり意味がないんですが。。
あ、でもこの際ギター入力にマイク繋げて、エフェクトで音声を変えて会議に出席ってのもアリですね。
「なんかぁ、ちょっとマイクの調子がおかしくてぇ」って言っとけば大丈夫でしょう。
閉塞感漂う雰囲気にちょっとしたスパイスを注入できそうです。
(その後の処遇は保証できません。)
ちなみにiPhone SE2でも認識
ZOOM製品は『505』から使い始めて、『PS-04』、『HD-8』、『R8』、『Q3』、『H4』、『H2n』、『iQ5』…などなど、たくさん使ってきましたが、毎回毎回、製品価格を上回る機能とクオリティを提供し続けてくれます。
そして、使っていると「なんでここ出来ないの!」「あとちょっとがんばって…!」「これもできたら完璧だったのに…」とも思わせてくれる、あと一歩及んでほしい、そんなところも応援したくなる、そんな「推し」のようなブランドです。