コードの押さえ方とまめ知識① Cコード

コーヒーを飲まないと頭痛がします。

どうも、Funギタースクールです。

 

ギターを始めて間もない頃って、何から練習したら良いか悩みますよね。

私が始めた頃はインターネットも無く、今よりずっと情報が少ない時代でしたので、初心者セットに付いてくる教則本と、好きなアーティストのライブビデオ、あとは経験者からの伝聞だけが頼りでして。

 

ついでに、当時よく聞いていたのが尾崎豊でしたから、「ギターの練習よりも、とりあえずこの社会の体制と大人達に反抗するところから始めるべきではないのか?」などと真剣に考えたりしていたものでした。(小学3年生。)

今思うと、そんなん考える前にもっと練習しておけば良かった…。

 

それはさておき、どうやら楽曲には「コード」というものがあって、その「コード」なるものを弾けば、なんとなく曲を演奏している雰囲気になることがわかったので、とりあえずコードを押さえられるようになるところから練習を始めました。

 

最初に押さえられるようになったコードはたぶんEmだったと思いますが、第一関門的なコードは確かCコードでした。

 

ギターのCコードのフォーム

Cのコードフォーム

 

Cコードの押さえ方(指板図)

Cコードの指板図

「人」は人差し指、「中」は中指、「薬」は薬指で押さえる。

 

押さえている以外の弦に触れないように、よく言われる「指を立てる」というのが難しかった記憶があります。

特に人差し指と、薬指。

人差し指が1弦(一番細い弦)に触れてしまって、あるいは、薬指が4弦に触れてしまって、上手く鳴らない(ミュートされた状態)、というのはよくある事例です。

 

ちなみに、上の指板図で「○」が書いてある弦は、開放弦も鳴らす、という意味です。

6弦(一番太い弦)のところに△マークがついてますが、これは大抵の場合、親指でちょっと触れて、鳴らないようにミュートするので、△にしています。

始めはこの親指ミュートもなかなか難しい…。というか、親指届かねえし!とよく思ってました。

 

ミュートのところ、×じゃなくて△なの?と思った方もいるかもしれませんが、Cコードの場合は6弦が鳴っちゃったとしてもコードの響きに合っているので、鳴らしちゃってもダメではないよ!という意図で△にしてます。

これは、Cというコードが「ド・ミ・ソ」の集合体で出来ていて、6弦の開放を鳴らすのが「ミ」の音なので、問題ないじゃん?という考え方です。

 

Cコードの音名(指板図)

Cコードを鳴らした時の、各弦の音名

 

6弦から全部ジャラーンと鳴らすと、「ミドミソドミ~♪」と鳴ります。

ただ、「C」というコードを弾いた時に一番低い音が「ド」、すなわち「C」の音(ルートと呼びます)が鳴っている方が、聞く方もCコードだとわかって良いよね!というのがあるので、このコードフォームの場合は6弦を鳴らさないように親指でミュートしておきましょう、というのが習慣になっています。

 

6弦まで含めて鳴らすと厳密には「C/E」あるいは「C on E(シー・オン・イー)」というコードになりますが、わからない方はあまり気にしなくて大丈夫です。

親指ミュートに慣れるまでは、気にせず全弦鳴らしちゃいましょう。

 

ちなみにちなみに、バンドでベースがいる時なんかはよくルート(今回は5弦のド)を省略しますし、ベースがいなくても積極的にルートを弾かない場合もありますので、鳴らす音の一番低い音をルートにする、というのが絶対の正解では決してありません。

逆に、ベースがいても、ギターもルートを鳴らした方が良い場合も多々ありますので、「ベースがルートを弾く場合はギターはルートを省略する」というのも、別に正解ではありません。

あくまで、鳴らした場合の響きがすべてですので、弾いてみて自分が「良い!」と思った場合は自信を持って鳴らしましょう。

 

ギターのCコードのフォーム(ローアングル)

私のCコードをローアングルで見るとこんな感じです。

押さえている指が、隣近所の弦に触れてしまわないようになっています。

この時に、爪が長いと指を立てにくく、特に人差し指は鋭角に指を立てるので、爪はなるべくちゃんと切った方が良いです。

慣れてくると、多少伸びていても押さえれるたりはするんですけど…。

 

左手指の爪の長さ

私の左手指の爪はこのくらいです。

人差し指だけは指の先と同じ高さくらいになっていますが、他は指の先より少し短いです。

私はこれ以上切ると深爪になり、指が痛くなります。

深爪一歩手前、くらいで留めて、深爪をしてしまわないように気を付けましょう。

 

ついでに右手も同じくらいに切ってます。

 

右手指の爪の長さ

 

右手に関しては、クラシックギタリストは爪を伸ばしていることが多いですね。

よく一緒に練習していたY氏も、スタジオ入る度にマニキュアを塗っていました(爪を保護するため)。

 

 

ちょっと脱線しますが、Cのコードから小指を2弦3フレットに持っていくと、Cadd9(またはC(9)。シー・アド・ナインと読みます。)というコードになります。

Cadd9のコードの押さえ方(指板図)

Cadd9のコードフォーム

 

弾いてみるとわかりますが、いろんな楽曲でよく耳にするコードですね。

 

ギターのCadd9のコードフォーム

Cadd9近影

 

さらにおまけで、Cコードから脱線しますが、Cコードの5弦と4弦を押さえている指を1フレット右にずらすと、D△7(♯11)(ディー・フラット・メジャー・セブン・シャープ・イレブンと読みます)というコードになります。

 

ギターのD♭△7#11の指板図

D△7(♯11)のコードフォーム

 

D♭△7#11のコードフォームD♭△7#11のコードフォーム(斜め上から)

 

この場合は1弦と6弦が「×」ですので、鳴らないように少し触れてミュートします。(写真では親指のミュートがされてないですが。)

 

ギターのD♭Major7コードのフォーム(人差し指アップ)

人差し指を押さえている風景はこんなイメージです。

弦に対して平行に、左側(ギターのヘッド側)にちょっと寝かせると押さえやすいです。てか自然に寝ちゃいます。

ちょっと押さえにくいですね。

どこか独特な感じの、少し憂いを帯びたような、でも美しい響きがします。

 

 

なんかコツというより、思い出話になっちゃいました。

今日はここまで。