Cコードとドミソのあれこれ
池袋のギター教室、Funギタースクールです。
Cのローコードで一番著名なフォームは、これですよね。
よく見るCコード
以前、『コードの押さえ方とまめ知識① Cコード』という記事でも書きましたが、このCコードはこんな風に音が鳴っています。
5弦からドミソドミ
Cというと、音名の「C」、コードの「C」、どっちもありますが、音名の「C」というのは、ピアノの白い鍵盤の「ド」すなわち「固定ド」のドのことです。
振動数が528Hzの音です。
一方、コードの「C」は、和音、つまり複数の音が重なり合ったもので、「C、E、G」音の3音で構成されています。
ピアノの白い鍵盤で言ったら、「ド、ミ、ソ」です。少し紛らわしいですよね。
この「C、E、G」などの英語表記と、お馴染みの「ド、ミ、ソ」、固定ド・移動ドの話は別の機会にするとして、今日は全部ドミソで書きます。
Cコードと呼ぶためには、最低音(ベース音)がCで、構成音がEとGであれば、音の順序はバラバラでも構いません。
「ドミソ」じゃなくても、「ドソミ」でも「ドソドミ」でも「ドソドミソ」でも良いわけです。
全部Cコードです
ギターの指板上には沢山のドミソがありますので、その中から適当にドミソのかたまりを選んで弾いても、Cコードと呼べます。
指板上にあるドミソ達
これらもCコードと呼べます
逆に考えると、コードが「C」と鳴っていれば、この指板上のドミソの中の音をどんな風に鳴らしても、調和して聞こえるということになります。
何故かというと、Cコードが鳴っている、つまりドミソが後ろで鳴っていれば、ギターが「ド」「ミ」「ソ」「ドミ」「ソミ」「ソミドミ」など好きな組み合わせで鳴らしたって、同じ音が鳴っているのだから当然調和しますよね。(ちょっと説明がくどいですかね。)
全部Cと合います
ギタリストにお馴染みパワコードはまさにそれで、Cの場合「ドソド」と弾いてます。
ギタリストにお馴染みのCパワーコード
となると、指板上のドミソを全て覚えてしまえば、少なくともCコードが鳴っている場面においては、その間無敵になりそうです。
いや、無敵というより、安全な場所がわかる、といった方が適切でしょうか。
落とし穴が広がってる中で、安全な足場がわかる、というようなイメージ。
ということで、コードが何の音で構成されているかを理解して、それらの音が指板上にどのように広がっているかがわかれば、演奏する上で何かしら手助けになりそうな予感はします。
まあ、そんなことわかっていてもなかなか覚えられないんですけど。。
続く。